第1章 Mとの出会い
あゆの高校時代から話は始まります。浜崎くるみが嫌で、、、、などとってもリアルな様子が描かれています。あゆは福岡出身ですが、おばあちゃん、お母さんと3人であゆの芸能活動のために東京に上京し、芸能コースのある学校に通います。
ここで女優のメイと仲良くなり、六本木のヴェルファーレというエイベックスが運営するディスコに年齢を偽って通いつめていました。まだ16歳です。
通いつめていくうちにVIPルームに通されるようになり、そこにいたのが松浦さんでした。そこから食事会なども誘われるようになり、、、(エグザイルのHIROさんともこの時出会っていて、小説でも実名ででてきます!!)またバーなどで歌を披露するようになります。
1996年、この時あゆは女優とグラビアアイドルだったのですが、(CDは一枚だけ)当時の事務所をやめてしまいます。
そしてやめたことをマサに話すと、エイベックスに誘われます。そして歌手としてやってみろ、と。
あゆが最初女優だったなんて、なんか信じられないですね、、、松浦さんとの出会いがなければ、そのまま芸能界やめていたんだろうな、、、、
第2章 Mへの想い
1997年、松浦さんに告げられニューヨークでボイトレをするあゆ。異国で心細く、厳しいトレーニングをしていたあゆに、少しだけ松浦さんが会いにきます。そしてプラダのコートを買ってくれたそうです。
そして松浦さんが帰ってしまったあと、とても寂しく、松浦さんが好きだと気づきます。
日本に帰ってきても忙しく過ごすあゆ。ついにデビューの日が決まります。
しかもびっくりだったのが、この顔じゃ売れない、絶対に無理、と周りから大反対されて松浦さんだけが味方だったそう。平成の歌姫が、女子高生のカリスマがデビュー前そんな扱いだったなんて衝撃。
しかも最初はグループだったそう。でも一人じゃないと自分を表現できないことがわかっていたあゆは、松浦さんにソロがいいとお願いしに行きます。あっさり松浦さんはソロの許可を出します。
そして、詩を書いてみなよと言われて初めて歌詞を書きます。思ったことをそのまま書けばいいんだよと言われても初めてで全く書けませんでした。 あゆ自身のことを書いて、松浦さんに知ってもらおう、松浦さんに手紙を書こう。と書いた歌が A sonf fo XX です。
どうして立ち止まるの ねえ教えて
居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待できのかわからずに
いつも強い子だねって言われ続けてた 泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ
そんな言葉ひとつも望んでなかった だから 解らないフリをしていた
この時あゆが20歳です。20歳でこの詞を書けるなんて、すごいし切ないと当時みんな思ったんだろうなあ、、、でも小説を読み続けると、この家庭環境のことも書いてあるので、この歌詞の意味もすごくわかって、すごく辛くなります
そして松浦さんに褒められ、全部あゆの詞で行こう、と決まります。そして歌詞ではなく、松浦さん宛の手紙を書きます。全部本当の気持ちです。これが1998年のデビュー曲の poker faceです
デビュー曲でいきなり重いのがあゆです。このころはもう松浦さんが大好きだったんでしょうね。でも関係上、自分の気持ちも伝えられないでしょうし、歌詞を手紙にして送っていたんだなぁ、、、
手紙に書いた詞は秘めた心の解放のようなものだった、とも書いてありました。
逆に、詞を書くということを松浦さんに勧められることがなかったら、松浦さんへの想いを我慢できずに、もっと早くにダメになっていたかもしれません。
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